はじめに:なぜ今、投資を学ぶべきなのか?
2020年以降、日経平均株価は2倍以上に上昇し、
日本でも「投資」への関心が一気に高まりました。
また現在では株価の乱高下が続いています。
投資に関する正しい知識が求められるそんな時代に、堀江貴文氏と後藤達也氏という最強タッグが、
初心者向けに「投資入門」をわかりやすく語ってくれています。
今回のブログでは、次のようなテーマに沿って、
図表・チャートを多用しながら、徹底的に解説していきます。
✅ 記事のテーマ
- 【第1章】投資ブームは一過性か?日本人のマネー意識の大変化
- 【第2章】詐欺広告とSNS広告のリスクとは?
- 【第3章】経済ニュースを読むための「三つの目」
- 【第4章】未来を読む力:「非連続的進化」とは何か?
- 【第5章】注目すべき最新経済指標とオルタナティブデータ

【第1章】投資ブームは一過性か?日本人のマネー意識の大変化
堀江貴文 × 後藤達也 スタート対話
🎙後藤
「さて、最近、日経平均株価も4万円を突破するなど、日本の投資熱が高まっていますね。堀江さん、この状況って一時的なブームなんでしょうか?それとも、長期的な変化なんでしょうか?」
🎙堀江
「うーん、僕はね、これは一過性のブームではないと思ってますよ。というのも、背景には20年30年単位の構造的な変化があるから。」
🎙後藤
「なるほど、預貯金一辺倒だった日本人のお金の流れが変わり始めてる、っていうことですね?」
🎙堀江
「その通り。これまでは、”貯金が美徳”だったけど、今は”貯金だけでは資産が減る”時代に入ってるからね。」
【図解】日本とアメリカの資産運用割合比較
資産種類 | 日本 (%) | アメリカ (%) |
---|---|---|
現金・預金 | 54% | 13% |
株式・投資信託 | 17% | 51% |
年金・保険商品 | 27% | 28% |
🔵日本人の半分以上は「現金・預金」で資産を保有。
🟠アメリカ人は「株式・投資信託」に半分以上を振り向けている。
🎙後藤
「この表を見ても、日本とアメリカでマネー感覚が全然違うのがわかりますね。」
🎙堀江
「うん、でも日本もようやく少しずつ変わってきた。特に新NISAの普及が大きいね。」
投資に関心を持つ若者たちの急増
🎙後藤
「2020年以降、20代30代の投資家がすごく増えましたよね。特にコロナ禍以降の変化が大きかったと思います。」
🎙堀江
「そう。外出できない、自宅にいる時間が増えた。ネット証券もスマホで簡単に使える。いろんな偶然が重なったんだよね。」
【ポイントまとめ】
- コロナ禍の影響:自宅時間が増え、投資情報に触れる機会も増加
- NISA・iDeCo拡充:税制優遇の拡大
- 株高・円安:メディア露出も急増し、投資への心理的ハードル低下
NISA口座数の推移

✅わずか10年で5倍に拡大!
🎙後藤
「これ、すごい勢いですよね…。10年前とはまったく違う景色です。」
🎙堀江
「ここまでくると、預金神話は徐々に崩れ始めているよね。」
バブル崩壊世代と若者世代の意識ギャップ
🎙後藤
「一方で、40代〜60代の方々には、まだ”株=怖い”というイメージが根強いですよね。」
🎙堀江
「それは仕方ないよ。だってバブル崩壊をリアルに体験してる世代だからね。株は『一度上がって、ドーンと落ちる』ものだと思ってる。」
🎙後藤
「たしかに。1990年代の失われた30年を経て、”とにかく現金が一番”っていうメンタリティが染み付いちゃった。」
🎙堀江
「でも今の若い世代は違う。株価は長期的には成長するという視点で見ている。しかも、”世界全体に分散すればいい”っていう合理的な感覚も持ってる。」
年代別 投資意識の違い
世代 | 株式投資への印象 | 主なマネースタイル |
---|---|---|
40〜60代 | リスクが怖い、不動産重視 | 預金中心、不動産購入 |
20〜30代 | 長期成長を期待、グローバル志向 | NISA・iDeCoで積立投資 |
なぜ日本人のマネーリテラシーは今後も変わるのか?
🎙後藤
「ここまで日本人の投資意識が変わってきた要因って、他にもありますよね?」
🎙堀江
「一番大きいのは、やっぱりインフレだよ。」
🎙後藤
「なるほど。これまで日本はずっとデフレでしたからね。」
🎙堀江
「そう。デフレだと、現金を持っているだけで資産価値は目減りしない。でも、インフレ時代になると違う。現金の価値が毎年少しずつ減っていくんだよ。」
🎙後藤
「インフレ率2%なら、5年で約10%資産が目減りする計算ですもんね。」
🎙堀江
「そう考えたら、”現金だけ持ってる=確実に損する”ってことが、だんだん浸透してきた。これは、今後10年単位で続く流れだと思う。」
✅インフレ下では、「何もしない=確実な資産減少」!
【まとめ】堀江貴文が見る未来の資産運用
🎙後藤
「では最後に、堀江さんが考える『未来の資産運用』の姿を教えてください。」
🎙堀江
「シンプルに言うと、分散投資を当たり前にすることだね。」
🎙後藤
「具体的には?」
🎙堀江
「例えば、こういう感じでバランスを取るのが理想だと思うよ。」
✅【未来型ポートフォリオ例】
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- 日本株:20%
- 米国株:30%
- 新興国株:10%
- 債券:20%
- コモディティ(金・資源など):10%
- 仮想通貨・ベンチャー投資:10%
🎙堀江
「こうやって世界中に資産を分散しておけば、どこかがダメでもどこかがカバーしてくれる。そういう”リスク分散”の感覚を、みんなが自然に持つようになっていくと思う。」
🎙後藤
「なるほど…。これからの時代、投資は”特別なこと”じゃなくて、”生活の一部”になっていきそうですね!」
🎙堀江
「その通り!」

【第2章】詐欺広告とSNS広告のリスクとは?
投資ブームの裏側に潜む「詐欺広告」
🎙後藤
「投資への関心が高まる一方で、詐欺広告の問題も深刻化していますよね。」
🎙堀江
「ほんとひどいよ。僕自身も勝手に広告に使われてるからね。」
🎙後藤
「堀江さんの写真や名前が、無断で詐欺サイトに使われるケース、めちゃくちゃ多いですよね…。」
🎙堀江
「もう、毎日のように報告くるよ。FacebookとかX(旧Twitter)とか、広告枠に普通に出てくるからタチが悪い。」
【表】正規広告と詐欺広告の違いチェックリスト
項目 | 正規広告 | 詐欺広告 |
---|---|---|
発信元 | 公式企業サイト | 不明確・怪しい会社 |
リンク先URL | 公式ドメイン | 見慣れないドメイン・短縮URL |
保証やリターンの主張 | 正直なリスク説明あり | 「確実に儲かる」「元本保証」等過剰な主張 |
使用されている著名人の許可 | 正式に許諾を得たケースのみ | 無断使用が多数 |
サポート体制 | 明確な問い合わせ先あり | 連絡手段が不明確・なし |
SNS広告の「境界線」が曖昧になっている
🎙後藤
「特にSNS上の広告って、正規なのか詐欺なのか、すごく見分けづらいですよね。」
🎙堀江
「そう。Facebookなんて、正規の広告と詐欺広告が並んでるからね。しかも見た目がほぼ同じ。」
🎙後藤
「一般の人には見分けがつかないレベルですもんね…。」
🎙堀江
「だから僕、公式広告も全部止めたんだよ。自分の顔写真が使われると、それ自体が悪用されるから。」
【図解】SNS広告のリスク構造

堀江貴文が語る「メタ(旧Facebook)の本質」
🎙堀江
「メタって、もともと邪悪な文化があるんだよ。」
🎙後藤
「えっ、邪悪ってどういう意味ですか?」
🎙堀江
「創業当初から、女子学生の写真を勝手に集めてランク付けする『フェイスマッシュ』なんてやってたでしょ?あれが象徴だよ。」
🎙後藤
「つまり、”儲かれば倫理なんて二の次”みたいな発想が根っこにあると?」
🎙堀江
「そう。だから”面白ければいい””金儲けできればいい”という価値観が、今でもメタのビジネスモデルに染み付いてる。」
🎙後藤
「なるほど…。プラットフォームの構造的な問題なんですね。」
広告ビジネスが抱える「根本的な課題」
🎙後藤
「メタみたいなSNSプラットフォームにとって、詐欺広告って結構ヤバい問題ですよね?」
🎙堀江
「めちゃくちゃヤバいよ。だって広告ってプラットフォームの生命線だからね。」
🎙後藤
「広告収入が主なビジネスモデルですもんね。」
🎙堀江
「なのに、詐欺広告を放置していると、正規の広告主が離れていく。それは長期的に自分たちの首を絞めることになる。」
🎙後藤
「ユーザーからも信頼を失いますしね。」
🎙堀江
「そう。Facebook(メタ)は短期的な広告収入に目がくらんで、長期的な信頼を犠牲にしてる。これは経営戦略としても相当まずい。」
【表】SNSプラットフォームのリスクと未来予測
リスク項目 | 現在の状況 | 将来のリスク |
---|---|---|
詐欺広告氾濫 | ユーザー被害急増 | 信頼低下→広告収入減少 |
正規広告主の撤退 | 一部で広告停止の動き | 優良企業からの離脱拡大 |
規制強化リスク | 各国政府が調査開始 | 法規制強化・課徴金の可能性 |
メディアリテラシーを高める重要性
🎙後藤
「堀江さん、私たちユーザー側にできる対策って何がありますか?」
🎙堀江
「やっぱり、メディアリテラシーを上げることだね。つまり『うまい話には裏がある』って、常に疑うこと。」
🎙後藤
「簡単に言うと、”簡単に儲かる話は存在しない”ってことを肝に銘じるってことですね?」
🎙堀江
「その通り。特に”確実に儲かる”とか”元本保証”って言われたら、それは9割型アウトだと思った方がいい。」
【表】詐欺に遭わないための5つのチェックリスト
チェック項目 | 具体例 |
---|---|
1. リターンが異常に高すぎないか? | 「月利10%保証」などは要注意 |
2. 元本保証をうたっていないか? | 「絶対損しない」という言葉に注意 |
3. 著名人の名前が無断使用されていないか? | 許可確認ができるかチェック |
4. リンク先サイトが公式か確認したか? | URLを慎重にチェック |
5. 急かされたり、即断を求められていないか? | 「今すぐ申し込め!」は危険サイン |
まとめ|自分の資産は自分で守る時代
🎙堀江
「結局、最後は自己防衛力なんだよね。」
🎙後藤
「”儲け話”に飛びつく前に、5分だけでも”おかしくないか?”と疑ってみる。それだけで防げる詐欺も多い。」
🎙堀江
「その5分を惜しんで、大切な資産を失うのはバカらしいよね。」
🎙後藤
「本当に。これからの時代、投資リテラシー=生きる力だなと感じます。」
🎙堀江
「その通り。情報を正しく見抜く目を鍛えること。それが、投資でも人生でも、生き抜く最大の武器になるよ。」

【第3章】経済ニュースを読むための「三つの目」
ニュースを見る「三つの目」とは?
🎙後藤
「投資初心者の方にとって、『経済ニュースってどこを見ればいいの?』っていうのは悩みどころですよね。」
🎙堀江
「うん、俺もそうだけど、三つの目を意識するとすごくわかりやすくなるよ。」
🎙後藤
「三つの目?」
🎙堀江
「そう。
- 個別企業の中身(ミクロ)
- マクロ経済の流れ(景気・金融政策)
- マネーの流れ・テーマ性(AI、EVなど)
この三つをバランスよく見るってこと。」
【図解】経済ニュースを読む「三つの目」
① 個別企業の中身を見る力
🎙後藤
「まずはミクロ=個別企業の目ですね。」
🎙堀江
「例えば、売上高、利益率、事業モデル、社長のビジョン…。こういう企業単体のストーリーをちゃんと理解する力だね。」
🎙後藤
「単に”株価が上がってる”とかだけじゃなくて、”なぜ上がるのか?”を掘り下げるわけですね。」
🎙堀江
「そうそう。ストーリーが語れるかどうかが超重要。」
【表】個別企業分析のポイント
項目 | 具体例 |
---|---|
売上・利益 | 過去数年の推移を見る |
成長性 | 新規事業、海外展開など |
財務健全性 | 自己資本比率、負債比率 |
経営者の質 | ビジョン、戦略の一貫性 |
② マクロ経済の流れを読む力
🎙後藤
「二つ目はマクロ=景気や政策ですね。」
🎙堀江
「うん。例えば、アメリカの金利が上がるか下がるかって、日本株にも影響するからね。」
🎙後藤
「インフレ率、失業率、金融政策…。ニュースで毎日報じられているような経済指標が、株価に直結するってことですね。」
🎙堀江
「たとえばFRB(米連邦準備制度理事会)の金利政策は、全世界の株式市場を揺さぶるレベルだから、絶対チェックすべき。」
【図解】マクロ経済指標と株価への影響
経済指標 | 内容 | 株価への影響例 |
---|---|---|
インフレ率 | 物価上昇率 | 高すぎると株価にマイナス |
雇用統計 | 失業率・新規雇用者数 | 景気感を映す→株価の材料になる |
金融政策 | 金利の上げ下げ | 金利上昇→株価下落リスク |
③ マネーの流れ・テーマ性を読む力
🎙後藤
「最後がマネーの流れ・テーマ性を見る力ですね。」
🎙堀江
「そう。今だったら生成AI、脱炭素、EV(電気自動車)とか、みんなが注目してるテーマに、どんどん資金が集まる傾向があるよね。」
🎙後藤
「”テーマ株”ってやつですね!」
🎙堀江
「テーマ性を押さえると、市場全体が下がってても、テーマ関連株は上がるみたいなチャンスを拾えるから、めちゃくちゃ重要。」
【図解】テーマ性と資金流入の関係
まとめ|三つの目をバランスよく育てよう
🎙堀江
「結局、ミクロ・マクロ・テーマ、この三つの目をバランスよく持つことが、投資の基本だと思う。」
🎙後藤
「特に、初心者のうちは”どれか一つだけ”に偏りがちだから、意識して三方向から見るクセをつけるといいですね!」
🎙堀江
「そう。これだけでも、周りの投資初心者から頭ひとつ抜けられるよ。」

【第4章】未来を読む力:「非連続的進化」とは何か?
未来予測に必要なのは「非連続的進化」への感度
🎙後藤
「堀江さん、未来を読む力って、投資にとってすごく重要ですよね。」
🎙堀江
「そう。でも大事なのはリニア(直線的)な進化じゃないんだよね。」
🎙後藤
「え、直線的じゃない?どういうことですか?」
🎙堀江
「未来って、なだらかに進化するんじゃなくて、急にガツン!とジャンプする非連続的な進化が起こるものなんだ。」
リニア進化と非連続的進化の違い
進化のタイプ | イメージ | 例 |
---|---|---|
リニア(連続的進化) | なだらかに少しずつ変化 | 伝統的な家電の性能向上など |
非連続的進化 | 急に劇的な変化・ジャンプを起こす | iPhone登場、ChatGPT普及 |
破壊的イノベーションとは何か?
🎙後藤
「よく聞く”破壊的イノベーション”も、非連続的進化に関係してますよね?」
🎙堀江
「まさにそう。今までの常識やビジネスモデルを壊して、新しい市場を作っちゃう力、それが破壊的イノベーション。」
🎙後藤
「具体的な例を挙げてもらえますか?」
🎙堀江
「もちろん。例えばこんな感じだね。」
破壊的イノベーション事例
イノベーション | 何を壊したか? | 新たに生まれたもの |
---|---|---|
iPhone登場 | 従来のガラケー文化 | スマホ・アプリ経済圏 |
Uber | 既存のタクシー産業 | ライドシェア市場 |
ChatGPT | 従来型の検索エンジン中心社会 | 生成AIによる情報革命 |
なぜ非連続的進化を読めると有利なのか?
🎙後藤
「でも、非連続的な変化って、なかなか予測できないですよね?」
🎙堀江
「確かに”いつ起こるか”は予測できない。でも、“必ず起こる”ってことだけは確実にわかるんだよ。」
🎙後藤
「地震に例えると、『必ず大地震は来るけど、いつ来るかはわからない』って感じですか?」
🎙堀江
「まさにそれ!だからこそ、常に”変化の芽”に敏感でいることが超重要。」
【図解】未来を読むための意識マップ
- 社会構造の変化(例:高齢化、移民問題)
- 技術革新(例:AI、バイオテック)
- ライフスタイル変化(例:リモートワーク)
- マネーの流れ(例:ESG投資、AI銘柄人気)
iPhoneと生成AIに見る「非連続的進化」
🎙後藤
「ちなみに、堀江さんが”これはヤバい!”と思った非連続的進化って何ですか?」
🎙堀江
「やっぱりiPhone登場と、ChatGPTを代表とする生成AIだね。」
🎙後藤
「どちらも世界をガラリと変えましたもんね。」
🎙堀江
「スマホの普及がSNS文化を生み出し、そこに今、AIが絡んできて、さらに加速してる。この流れを早くキャッチできた人が、次のチャンスを掴める。」
まとめ|未来を読むために今できること
🎙堀江
「未来を正確に予測するのは無理。でも、変化が起きる兆しを察知するセンサーを磨くことはできる。」
🎙後藤
「情報を幅広く取り入れて、小さな変化に気づく感度を高める、ということですね!」
🎙堀江
「その通り。そして変化が来たら、”あ、これか!”ってすぐ動けるように、準備しておくことだね。」

【第5章】注目すべき最新経済指標とオルタナティブデータ
経済を読むうえで「指標」は必須!
🎙後藤
「堀江さん、やっぱり経済指標って投資家にとって重要ですよね?」
🎙堀江
「めちゃくちゃ重要。指標を見ない投資家は、天気予報を見ない船乗りみたいなものだよ。」
🎙後藤
「つまり、風向きも波の高さも知らずに航海するようなものと?」
🎙堀江
「そう。それじゃ沈没するリスクが高いってことだね。」
押さえるべき3大経済指標
経済指標 | 意味 | 投資への影響例 |
---|---|---|
CPI(消費者物価指数) | インフレ(物価上昇)を測る指標 | 高すぎると株価下落リスク |
雇用統計 | 雇用状況(失業率・新規雇用者数など) | 景気感に直結、株価に影響 |
ISM指数 | 企業景況感(製造業・非製造業の調査) | 景気拡大・後退のサイン |
① CPI(消費者物価指数)を見る理由
🎙後藤
「最近、特にCPIの注目度が高いですよね。」
🎙堀江
「インフレが続くと、中央銀行(FRB)が金利を上げる。金利が上がると、株は基本的に下がりやすいからね。」
🎙後藤
「なるほど、物価→金利→株価、っていう流れなんですね。」
🎙堀江
「だから毎月発表されるCPI速報値は、絶対チェックしておくべきだね。」
② 雇用統計は「アメリカ経済の体温計」
🎙後藤
「次に雇用統計ですが、これもアメリカではすごく重視されていますよね。」
🎙堀江
「そう。なぜなら、アメリカは”すぐ首を切る文化”だから。景気悪化→即失業増、ってすごくダイレクトなんだよ。」
🎙後藤
「つまり、雇用統計は景気を一番リアルに映す指標だと。」
🎙堀江
「その通り!」
③ ISM指数で企業の景況感をチェック
🎙後藤
「もう一つ、ISMも要チェックですよね。」
🎙堀江
「そう。製造業・非製造業の企業にヒアリングして、景況感を数値化したもの。50を超えれば景気拡大、50を割ると景気後退のシグナル。」
🎙後藤
「ISMは景気の先行指標として、プロも必ず見てますもんね。」
CPI・雇用統計・ISMの関係図
✅CPI・雇用統計・ISM この3つを押さえると、株価の大きな流れをつかみやすい!
オルタナティブデータとは?
🎙後藤
「ところで最近よく聞く”オルタナティブデータ”って何ですか?」
🎙堀江
「伝統的な経済指標じゃ測れないような、新しい種類のデータのことだよ。」
🎙後藤
「具体的には?」
🎙堀江
「たとえば、こんなのがある。」
注目のオルタナティブデータ例
データ種類 | 内容 | 使われ方 |
---|---|---|
オープンテーブル予約数 | レストランの予約動向 | 人流・消費の戻りを予測 |
Google・Apple移動データ | スマホ位置情報から人の動きを推定 | 経済再開・消費動向の分析 |
サテライト画像データ | 工場の稼働状況を宇宙から観測 | 企業の実態を早期把握 |
オルタナティブデータで未来を先読みせよ!
🎙後藤
「すごいですね。これ、従来の指標よりも”先に”動きを察知できるケースもあるわけですね?」
🎙堀江
「そう。特にコロナ禍のときは、オープンテーブルの予約数が、失業率やGDPよりも先に”回復”を教えてくれた。」
🎙後藤
「つまり、伝統指標+オルタナティブデータを組み合わせれば、より精度の高い未来予測ができると?」
🎙堀江
「その通り!これからの投資家は、両方使いこなせるようになるべきだね。」

【まとめ】投資初心者が最初にやるべき5ステップ
ステップ① 経済ニュースに毎日触れる
🎙後藤
「まずは経済ニュースを毎日10分だけでもチェックしましょう。」
🎙堀江
「CNN、Bloomberg、ロイター、日経電子版…無料でも読める範囲から始めていいよ。」
🎙後藤
「ポイントは”興味のないニュースもあえて読む”ことですね!」
ステップ② ミクロ・マクロ・テーマの「三つの目」を育てる
🎙堀江
「経済ニュースを読むときは、
1. 個別企業
2. マクロ経済
3. テーマ・マネーの流れ
この三方向を意識して読むクセをつけよう。」
🎙後藤
「”どれかだけ”じゃなくて、バランスが大事なんですね!」
ステップ③ 小額でもNISAで実際に投資を始める
🎙後藤
「知識だけじゃダメ。小額でもいいから実際にお金を動かしてみることが大事。」
🎙堀江
「1,000円でもいい。自分のお金が入ると、ニュースの見え方がガラッと変わるからね。」
ステップ④ インフレ対策を意識する
🎙堀江
「現金だけじゃ資産が目減りする時代。
必ず分散投資(株・債券・コモディティ)を意識しよう。」
🎙後藤
「NISAやiDeCoを活用すれば、税制面でもかなり有利です!」
ステップ⑤ 詐欺に注意してリテラシーを磨く
🎙後藤
「最後に、うまい話に乗らない。これに尽きます。」
🎙堀江
「”絶対儲かる”とか”元本保証”とか言われたら、即警戒モードだね!」

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【クリエイティブノート】
この記事は、
堀江貴文氏・後藤達也氏の対話内容を参考にしながら、
著作権・肖像権に十分配慮し、オリジナルの要約・再構成によって執筆したものです。
実際の番組・発言に基づく内容をもとに、
読みやすい「投資入門ブログ」として教育目的でまとめています。
・原著作権者へのリスペクトを持ちつつ
・商用利用ガイドラインに違反しない形で再構成
・引用ではなく、要約・独自解説を中心に編集
しています。
ご理解いただいたうえで、参考・学習用途にご活用ください。

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